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推薦・AO入試

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私立大学医学部の推薦入試では一般的に「基礎学力試験」「適性試験」の名称で学科試験が課され、面接や小論文との総合評価で選考が行われます。

教科としては英語と数学が中心になりますが、理科が2科目ないし1科目必要な大学もあります。

大学によって難易度や出題形式が異なるため、問題が公表されている大学では過去問分析が必須となり、各教科の取り組みもそれによって変わってきます。

また、問題が非公開になっている大学では、受験レポートなどに基づき、一般入試で出題された問題から類推する必要があります。

そこで、医学部予備校アイメディカでは皆様の現状を分析し、最短で合格できるようあなただけの推薦試験合格プログラムを作成・指導します。

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ご不明点はご遠慮なくお問い合わせください。

医学部推薦入試 私立医学部 総論

医学に確実に入学するには推薦入試は重要な選択肢の一つです。しっかり対策していくことが医師になる早道です。そこで 推薦入試について情報を整理してみましょう。

現在、医学部に入るには募集方法は大きく分けると5つ道があります。

私立医学部に入学するためには、次のいずれかの試験を受けて合格しなければなりません。

  1. 推薦入試
  2. AO入試
  3. 一般入試
  4. センター試験利用入試
  5. 編入学試験

それぞれの試験についてもう少し詳しく見ていきましょう。

このうち、募集人員が最も多いのは「3」の一般入試であり、「4」のセンター試験利用入試も、厳密に言えば一般入試の一部です。

受験資格のある方は双方受験可能です。

しかし、各大学は各自特色を打ちだし、一般入試に限らず、様々な方法で学生を募集しています。

純粋に一般入試のみで学生を募集している大学は、全部で29大学ある私立医学部のうち自治医科大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学の3校にすぎません。

一般入試の次に募集人員が多いのが、推薦入試です。一口に推薦入試といっても、次の4種類があります。

  • 公募制推薦入試
  • 指定校推薦入試
  • 付属校推薦入試
  • 地域枠(特別)推薦入試

このうち、募集人員が最も多いのは「公募制推薦入試」です。大学側が指定した受験資格を満たしていれば、誰でも受験することができます。

【公募推薦】 私立医学部

募集人員が最も多いのは「公募制推薦入試」です。

大学側が指定した受験資格を満たしていれば、誰でも受験することができます。たとえば岩手医科大学の場合

【例】岩手医科大学
募集人員 【一般推薦】 20名
【地域枠特別推薦】 15名
出願資格 高等学校、中等教育学校を平成25年3月卒業した者または平成26年3月卒業見込みの者
高等学校、中等教育学校(在外教育施設を含む)において次の科目を履修した者及び履修見込みの者・外国語:「英語I」、「英語II」・数学:「数学I」(必修)、「数学II」、「数学III」・「数学A」・「数学B」・「数学C」の5科目のうちから2科目以上・理科:「物理」(I・II)、「化学」(I・II)、「生物」(I・II)の3科目のうちから2科目以上
調査書の全体の評定平均値が4.0以上の学力を有し、学業および生活態度が優秀であり、
かつ医師となる適性と明確な目的意識を持った生徒で
学校長が推薦する者
合格した場合、入学を確約できる者
※校長が推薦し得る人員は、1校につき2名とする。

となっています。

出願資格A、B箇所に関して

海外から帰国された方の受験の場合などに問題になります。又、現役でなくとも受験できる大学もあります。

出願資格C箇所に関して

学業成績に関しては、高校1年からの各教科の評定値が記載されており、評定平均は「高1・高2の学年末と高3の1学期(二期制の場合は前期)」の成績をもとに算出したものです。

5段階評価の評定値の合計÷科目数=評定平均値となります。

出願資格D箇所に関して

出願資格D箇所、に関しては言うまでもありません

出願資格E箇所に関して

同じ校内に希望者が複数いた場合は校内選考が行われます。ですので高校3年の夏休み前に学校に相談する必要があります。

出願資格F箇所に関して

私立医学部の場合、公募推薦のほとんどが「合格した場合に入学を確約できる者」、つまりは専願制であり、合格したら原則として辞退はできません。

例外も有ります。

ちなみに、私立医学部の公募推薦の中で、近畿大学医学部のみ辞退可能、つまり他大学の一般入試と併願することができます。

倍率は各大学によって違いますが、3倍~5倍程度が多くを占めます。

倍率が10倍を越えることも珍しくない私立医学部入試において、公募制推薦入試は大きな狙い目と言えるでしょう。

【指定校推薦】 私立医学部

先に挙げた公募推薦よりさらに、倍率の低い推薦入試が指定校推薦入試です。

指定校推薦とは、大学側がこれまでの実績などをもとに、特定の高校に推薦枠を設けている制度で、評定平均などの条件を満たしている希望者が多い場合は、校内で選考が行われます。

熾烈な競争が行われる学校もあると聞きます。

ただし、公募制推薦と比べてもかなり競争率が低いことは確かで、もし高校が推薦枠を持っているならば、ぜひ考えてもらい入試方法です。

2014年度(平成26年度)入試において、指定校推薦を実施予定の私立医学部は全部で6校ありましたが、そのうち獨協医科大学と金沢医科大学が1浪まで受験でき、後はすべて現役生のみに出願資格を限っています。

大学 人員募集 現浪別
獨協医科大学 20名 1浪まで
東京女子医科大学 約15名 現役
北里大学 30名 現役
聖マリアンナ医科大学 15名 現役
金沢医科大学 約10名 1浪まで
愛知医科大学 約25名 現役

私立医学部への進学を考えている高校生やご父兄の皆さんは通っている高校が指定校枠を持っているかどうか、また成績が推薦基準に達しているかどうか、ぜひ確認をお願いします。

また、今後中学高校を選択される際の参考にもなります。

推薦試験の内容は下記事項が一般的です。

高等学校長の推薦を得た者について、以下の項目により入学志願者の能力・適性等を総合判定して合格者を決定します。

  1. 推薦書
  2. 調査書
  3. 志望理由書
  4. 基礎学力検査(英・数・理)
  5. 小論文検査
  6. 面接
  7. 適性試験

1. 推薦書について

推薦書や調査書は高等学校が書くもので、受験生は内容がわからないことが多いのですが、担任に尋ねるなどで情報は集めておきましょう

2. 調査書、3. 志望理由書について

自分で書く願書や志願票も、出願大学のことを調べてしっかり記入しましょう。

4. 基礎学力検査について

公募制の場合も指定校制の場合も、推薦入試は大学独自の学科試験や適性試験を課すところが多く、一般入試のように、英語・数学・理科2科目+αが必ずしも必要とは限りませんが、徐々にセンターレベルくらいの適性検査や基礎学力試験という名前を借りた学科試験が増えています。

5. 小論文検査について

小論文を課す大学も多いのですが、通常の小論文とはかなり異なるタイプのものが出題される大学もあります。

6. 面接について

推薦入試では一般入試以上に面接試験が重視されます。
この面接試験も、受験生と試験官の1対1で行われる個人面接から、グループで行われるグループ面接まで、大学によって形式は様々です。

7. 適性試験について

適性検査とは、職業・学科などにおける特定の活動にどれほど適した素質をもっているかを判定するための検査です。適性検査の種類は様々ですが、SPI2 (SPI) やGAB等の試験が主流です。

一口にグループ面接と言っても、討論形式のものから個人面接の延長のようなものまで様々なスタイルがあります。また、討論形式にも色々な種類があり、1つのテーマについて賛成と反対に分かれて討論するものや、課題文を読んでから指示内容に従って順位をつけ、グループ内で順位の正当性について話し合うものまで千差万別です。

基本的に推薦入試の問題は公表されていないことが多く、試験形式もはっきりとはわからない大学がほとんどです。過去に受験した人などの話から、情報を集めるしかありません。

また、私立医学部の推薦入試に詳しい塾や予備校に相談するのもいいでしょう。試験内容がわからないと、準備もできません。
高3生で推薦入試を考えていらっしゃる方は、一般入試に向けての勉強を進めながら、夏頃から推薦入試のための準備を始めるといいでしょう。そのための夏休みです。

【AO入試】 私立医学部

医学部を目指す方から 推薦入試やAO入試のお問合せが増えています。中学や高1くらいから周到に準備されている方もいます。
医学に確実に入学するにはAOや推薦入試は重要な選択肢の一つです。しっかり対策していくことが医師になる早道です。

そこで AO入試について情報を整理してみましょう。

各大学は各自特色を打ちだし、一般入試に限らず、様々な方法で学生を募集しています。その中でも特色が一番強く出るのがAO入試です。

AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。

A.O.(Admissions Office)とは「入学管理局」の意味です。

AO入試とは

  1. 学科試験の結果で合否が決まる一般入試とは異なり
  2. 志望理由書、面接、小論文などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価を行い合格者を選抜します。

24年度でAO入試を実施した私立医学部は金沢医科大学、獨協医科大学の2大学です。AOの要件は変更されることも多いので、願書や要項でしっかり確認することが必要です。

夏の終わりに出願することになるので、要項は7月には発表されます。

たとえば金沢医科大学では(平成24年度)

現代医学及び医療技術の急速な進歩は、不治あるいは難治とされた疾病の克服に多大な貢献をなしつつあります。

しかし一方で、患者と医療従事者間の信頼関係を損なう問題の発生も指摘されています。
このような時代に、医師となるべき者の倫理性、人間性が一層強く求められています。
本学では「倫理に徹した人間性豊かな良医の育成」を建学の精神に掲げ、良医として不可欠な「知識」「技術」「態度」を身につけた医師の育成を目指しています。
そこで、従来の学力を中心とした入学試験では評価できなかった学習意欲、使命感、人間性に評価の重点を置いたアドミッションオフィス入試(AO入試)を実施し、建学の精神に沿った人間性豊かな活力のある人材を求めます。

とあります。

注意点は
1. AO入試はあくまでも点数よりも人物を重視する入試であるので、点数は合格するための最低条件である大学が多いです。
例えば金沢医科大学AO入試では、基礎学力テストが実施されます。
(基礎学力テストは医学を修得するために必要な基礎学力を判断するものです。
英語は英語Ⅰ・Ⅱ、数学は数学Ⅰです。理科は化学Ⅰ・生物Ⅰ・物理Ⅰで、3科目から2科目
選択とします。その他に文章理解能力や一般常識的な問題を出題します。)となっています。
他の入学生と並ぶ位の学力は必要です。

2. 又それ以上に学習意欲、使命感、人間性をアピールする必要があります。

  1. 本学卒業後、出身地の地域医療の発展、向上に貢献する意志の強固な者
  2. 本学卒業及び本学大学院修了後、本学で教育、研究、診療に従事し、本学の発展に貢献する意欲の旺盛な者
  3. 本学卒業後、発展途上国への医療援助など、国際医療援助活動に貢献する意欲の旺盛な者
  4. 上記以外の出願動機で、それが本学建学の精神に合致していると本学が特に認めた者

が出願要件なので、これにしっかり自分が合致してりること、意欲、使命感、人間性をしっかりアピールしなければなりません。

志願書・推薦書・面接・小論文はこの点に留意し万全の対策で臨みます。大学が志願者に何を期待するかをしっかり把握することが肝要ですので、情報戦の様相を呈します。

秋には入学が決定する大学が多いので、入学までの期間を有意義に過ごせることも魅力です。

原則入学辞退はできません。

高3生でAO推薦入試を考えていらっしゃる方は、一般入試に向けての勉強を進めながら、夏頃からAO・推薦入試のための準備を始めるといいでしょう。そのための夏休みです。

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