8月29日土曜日、帝京大学医学部のオープンキャンパスに参加してきました。

医学部のある板橋キャンパスの最寄り駅はJR埼京線の十条駅ですが、都営地下鉄三田線の板橋本町駅も徒歩圏内のようです。

駅前には大きな商店街がありますし、色々なお店があるので便利そうです。

十条駅から10分ほど歩くと帝京大学板橋キャンパスが見えてきます。

医学部に入学するとこのキャンパスで6年間学びます。↓左側が大学キャンパスで右側が隣接する大学病院です。IMG_5130.jpg

 

→本館内部ですIMG_9163.jpg

→教室IMG_5142.jpg

 

自動販売機の水は無料で飲めました。アイスキャンディーもいただけました。

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 説明会は午前と午後の2回、滝川学部長と中木教務部長の講演、最後に入試説明がありました。

本キャンパスには医学系3学部が集まっています。平成24年4月オープンの新しい設備です。

地下の図書館や、授業をVTRで聞き直せるPC室など、設備は充実しています。

医学部生は全学年合わせ764名、内男性512名。留年生1学年平均15名。

教官は学生1.3名につき1名とのこと

附属病院

①帝京大学医学部附属病院(板橋)  1,082床

②帝京大学医学部附属溝の口病院(川崎)  400床 平成29年に建替えられるとのこと

③帝京大学ちば総合医療センター(千葉)  517床

帝京大学医学部の特色

①多角的な学習

基本的な内容から学習し、短期間で集中的に学習し、次年度に別の視点から繰り返し学習をすることで効果的に知識を身につけることができます。

②高度な臨床実習

板橋キャンパスに隣接する附属病院をはじめ、その専門医など充実した実習環境を最大限に活用し、早朝から臨床実習を受けることができます。

③問題解決能力の習得

少人数のグループ学習や、討論によって、知識を効率的に定着させると同時に自ら問題を発見し解決する能力を育成します。

今回、学部説明会に参加して受けた印象としては、実学を重視しているということです。

帝京大学医学部では、卒業後、即戦力として医療現場で活躍できるように国際基準に基づく医学教育改革に取り組んでいて、プロセス基盤型教育からアウトカム基盤型教育への移行が進んでいます。

具体的には48週とされている日本の医学部の臨床学習を欧米基準の72週に合わせる量的改革と、見学型から診療参加型実習への質的改革が図られています。

また、板橋キャンパスでは医療系の3学部7学科が集結していますが、これによって現代医療に欠かせないチーム医療を学ぶことができ、

医学部長の方のお話によると、学生のうちから、同じ医療業界を志す者達が集う環境があるというのは貴重な経験だそうです。

なお、本学には大学としてのアドミッション・ポリシーと医学部独自のアドミッション・ポリシーがあります。入学試験要項に掲載されてますの、一度目を通しておいてください。

帝京大学医学部のカリキュラム

1年次 医師としての自覚を持ち、問題解決能力を身につけることを重視

基礎学習が中心ですが、特徴的なこととして、臨床実習を早期に開始するために、この年に解剖実習を行う。

PBLという学生が自分で考える力をつける教育も実施。

2年次 基礎医学の学習を開始

臨床医学の基礎を学ぶ

3年~4年次 臨床医学全般

症例演習では7~8人のグループで議論し、各自が問題点を抽出し、翌週までに学習して発表をするそうです。発表という学習プロセスをふむことで知識の定着度が格段に上がるそうです。

4年次にCBTとOSCEがあり、それを通過して晴れて、student doctorとなります。認証式もあり、自分のサイズにあった白衣が授与されます。

5年次 臨床実習

終了時総合試験と本学独自のOSCEがあります。

6年次 前期:臨床実習 後期:国家試験対策

今年卒業生は、全員国家試験に合格したとのこと。

卒後研修は半数以上が板橋の医学部附属病院で、残りが溝の口病院とちば総合医療センターになります。

平成28度 帝京大学医学部入試について

入学試験

 

一般入試

センター利用

募集人員

108名

10名

試験日

2月1,2、3日

2月12日 (二次選考)

合格発表

2月5日

2月6日(一次選考)

2月13日(二次選考)

倍率(平成26年度)

   (平成27年度)

33.9倍

29.0倍

85.8倍

92.0倍

合格最低点(平成26年度)

       (平成27年度)

228/300

233/300

484/600

471/600

 一般試験

・来年度は定員1名増の108名。

・昨年度、一般入試受験者7,095名中、現役生は1,675名とのこと。

・受験科目は、今回大きく変更します。英語が必須となります。

後は、数学・物理・化学・生物・国語から2科目を選択します。例年、国語と物理の受験者は少ないととのこと。

勿論、科目による有利・不利はないとのこと。

数学はⅢCを含みません。

国語は古文・漢文の問題を含みますが、選択制なので現代文のみでの受験も可能です。

・試験は9時半から1時間 英語

11時15分から13時15分まで選択2科目 午後から、面接。

どの科目から解くのか予め決めておきましょう。また2時間集中できる訓練も必要です。

・最高で3回受験することができます。合計点が最も高い日の成績で合否が判断されます。

面接は1度のみの受験で、必ず学科試験と同日に受けなければなりません。ですので、午前の学科試験を受験せずに、午後の面接のみ受験するというのは許されていません。

毎年勘違いする受験生がいるとのことで、要注意です。

・面接は面接官と1対1で5分程度です。医療人としての適性を見ます。

センター利用について

・同じく英語は必須に変更となります。数学・理科(物理、化学、生物)・国語から高得点2科目の合計で合否が判定されます。

27年度の大学センター試験受験者は、28年度の結果との 高いほうの年度の成績を合否に採用してくれます。

・二次選考は、英語(長文読解)と面接で、

英語(長文読解)は和文で要約200字以内と意見400字以内で書く試験です。

面接は1対1で7分程度です。

出願時の注意として、願書に貼る証明写真は3×3センチで、入学後6年間学生証の写真として使われるそうです。

納入金は初年度が892万円と昨年より250万円減額されていますが、6年総額では変わらないとのこと。

奨学金制度は帝京大学、福島県、千葉県等の制度が受けられます。