5月24日「医学部予備校アイメディカ」は埼玉医科大学オープンキャンパスに参加してきました。
埼玉医科大学へのアクセス方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は池袋から東武東上線を利用し坂戸駅にて東武越生線に乗り換え東毛呂駅で下車し、バスもしくは徒歩
2つ目は大宮から埼京線を利用し川越で川越線に乗り換え高麗川にて八高線に乗り換え毛呂駅にて下車し徒歩
駅からの距離は毛呂駅の方が近く徒歩5分ですが八高線の本数が1時間に1本と少ないので今回は東毛呂駅を利用しました。
埼玉医科大学行きのバス停は駅をでてすぐ左にあります。ちょうど今停車しているのが埼玉医科大学行きのバスでした。
徒歩の場合はバス停横の道を進み、国道39号線にでます。
39号線に出たら右に曲がり道なりに歩きます。10分ほど歩くと左手に流鏑馬で有名な出雲伊波比神社が見えてきます。
更に5分ほど進むと八高線の線路が見えてきます。
なお、ここから左を見ると八高線の毛呂駅が見えます。
線路を越え5分ほど歩くと毛呂本郷という交差点が見えてくるのでここを左折します。
その後道なりに2,3分歩くと右手に埼玉医科大学があります。
今回実際歩いてみたところ20分程度でした。道もほぼ一本道なので迷うことはないでしょう。
なお、道中飲食店がガストのみ、コンビニに関しては埼玉医科大学の近くにサンクスが1軒あるのみなので試験当日に東毛呂についてから買い物やご飯を食べられる方は注意が必要でしょう。
それでは次に大学構内の話をしていきたいと思います。
埼玉医科大学毛呂キャンパスは非常に広大で初めて行かれる方は迷われてしまうかもしれません。実際私もあまりに広く構内図を見たほどです。
なお今回オープンキャンパスの説明会が行われたのは構内図下の方にある本部棟通称オルコスホールにて行われました。
それでは今回オープンシャンパスについて行われた説明についてそれぞれまとめていきたいと思います。
大学説明
医学部医学科 生徒数796名 毛呂キャンパス
医師国家試験合格率は全国平均と比べ高く2003年と2013年は100%を記録しています。
これは教育システムの改善に全学挙げて努力をしたのと同時に学生間の連携や努力の表れだと説明されていました。
生徒の男女比率は
H26年度 男子83名 女子45名
H25年度 男子78名 女子47名
H24年度 男子84名 女子40名
となっており例年2:1の割合となっています。
アドミッション・ポリシー
1.自ら求めて学び、医学・医療を通じて社会に貢献する意欲と情熱のある人
- これまでの生活体験で、医学を学ぶにふさわしい人格と体力を備えている自信のある人
- 医学を目指す、明確で具体的な動機と、学習に臨む目標および具体的方針をもつ人
2.調和のとれた豊かな人間性と偏らない判断力を備えた人
- 家庭や地域等で豊かな交流経験をもつ人
- さまざまな分野における豊富な読書量のある人
- 社会、経済、地理、歴史、文学、等に関する豊かな知識と概念をもつ人
3.コミュニケーション能力に富み、他者を尊重し、他者の立場で考え、協調して行動できる人
- 課外活動、社会活動等における豊富な人間関係の経験のある人
- 人の話を理解し、自己の感情と考えを他者に理解してもらう力のある人
- 人の心の動きを察したり、自分とは異なる思想・信条を受容できる人
4.医学を修得するのに必要な基礎学力と問題解決能力のある人
- 自然科学(物理学、化学、生物学、等)、数学(統計学等)、日本語(語彙、読解力、作文力)、英語(語彙、読解力、作文力:辞書があれば一般的な内容の新聞等を読んで理解できる)に関して基礎的な学力を有する人
- 学校外での創造的活動や社会的活動について豊富な経験と実績を持つ人
特色あるカリキュラム
1.課外学習プログラム
夏休み、春休み期間限定の「夏期プロ」、「春期プロ」、一年を通じて行われる「通年プロ」からなる課外の学習プログラムです。基本学科から提出された100以上のテーマを医学部、保健医療学部の学生が自らの希望で選択し、医療の現場、医学研究、医療従事者の日常を体験できます。
2.臨床入門
学年の時期から「すぐれた臨床医になる」という意識を育むため、大学病院、総合医療センター、国際医療センターにおいて医療の現場に触れるカリキュラム「臨床入門」を設けています。2学年では、医師の外来診療、検査、病棟診療・回診などを見学。臨床の現場に触れます。3学年になると看護業務体験実習として、病棟で看護師の指導のもとに業務を体験。この実習を通して、看護師や医師をはじめとする医療従事者がお互いに協力し、患者中心の医療を行う「チーム医療」について理解を深めるとともに、患者さんの回復を手助けしていることを体感します。
3.少人数で効率よくきめ細やかな知識を身に付ける
多人数で行う講義を少なくして、なるべく少人数で考える学習態度を養えるよう工夫しています。このような授業形態では互いに意見を述べ合い、他者の意見を理解するというコミュニケーション能力も同時に高めていくことができます。少人数による体験型の学習を実施した後のアンケート調査でも、学生の満足度は高くその後の勉学によい刺激を与えています。
学生相互交換留学制度
学生の研修と交流、さらに国際的視野の育成を目的として、1995年に始まったこの制度は、英会話試験と面接による選抜を経た5年生22名(学年全体の約20%)が、夏休みなどの4週間、提携校とその大学病院で臨床医学実習を行いながら過ごします。現在提携校はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどに10大学あり、これまで多くの学生が参加しています。また提携校からは毎年20名の学生が本学に留学しています。
在校生・卒業生の声
- 埼玉医科大学は特色あるカリキュラムが多く特に課外学習プログラムは非常に有意義で多くの生徒が受講している。
- 学生しか使えない落合ホールというものがありロッカールームにシャワールームも完備してあり、そこで集中して勉強ができる
- 程々に田舎だが都内へのアクセスもよい。また周りに遊ぶ場所がないので勉強に集中できる
- 学生相互交換留学制度は普通なら入学できないような難関大学に留学できるので非常にためになった
- 医学部だがバイトをしている子は多く、そのほとんどが家庭教師
- 毎年10月にある越華祭は非常に盛り上がり1年生から運営に参加できるので楽しい
- 先生方が非常に熱心で医師国家試験の際も手厚いサポートがあり生徒間の連携も強く試験前は一致団結して雰囲気がすごくよい
入学試験日程
平成28年度 埼玉医科大学 医学部入試日程 | |||||||||
推薦入試 | |||||||||
募集人員 | 入学検定料 | 出願期間(郵送必着) | 試験日 | 合格発表 | 入学手続期間 | ||||
約10名 | 60,000円 | 11/2(月)~11/10(火) | 11/15(日) | 11/18(水) | 11/18(水)~11/27(金) | ||||
一般入試 | |||||||||
期別 | 募集人員 | 入学検定料 | 出願期間(郵送必着) | 1次試験 | 1次合格発表 | 2次試験 | 2次合格発表 | 補欠発表 | 入学手続期間 |
前期 | 約61名 | 60,000円 | 12/7(月)~1/15(金) | 1/24(日) | 1/27(水) | 1/31(日) | 2/3(水) | 2/3(水) | 2/3(水)~2/9(火) |
後期 | 約45名 | 60,000円 | 12/7(月)~2/5(金) | 2/14(日) | 2/17(水) | 2/21(日) | 2/24(水) | 2/24(水) | 2/24(水)~3/2(火) |
センター試験利用入学試験 | |||||||||
募集人員 | 入学検定料 | 出願期間(郵送必着) | 1次試験 | 1次合格発表 | 2次試験 | 2次合格発表 | 補欠発表 | 入学手続期間 | |
約61名 | 40,000円 | 12/7(月)~1/15(金) | 1/16(日)、 1/17(日) |
2/24(水) | 2/28(日) | 3/2(水) | 3/2(水) | 3/2(水)~3/9(火) |
入学定員
H21年度 100~110
H22年度 111~115 地域枠5
H23年度 115~120 地域枠10
H24年度 120~121 地域枠10 研究医枠1
H25年度 121~125 地域枠14 研究医枠1
H26年度 125~126 地域枠15 研究医枠1
定員増は30年度まで行うとのこと
入試動向
H24年度 4045名(前期2193名 後期1852名)
H25年度 4188名(前期2079名後期2109名)
H26年度 4540名(前期2121名後期2419名)
となっており志願者の数は年々増加しており特に後期日程は試験実施日の影響もありその数は前期日程よりも多くなっている。
試験科目
前期後期日程もともに
数学(60分100点) 英語(80分150点)理科(物理化学生物から2科目選択.100分200点)
小論文(60分50点)
全科目マークシート方式
合格最低点(26年度)
前期315点 後期325点
現役浪人比率
H26年度 現役18 1浪50 2浪36 3浪11 4浪以上13
どの年度もほぼこの比率です
質問コーナー
Q「何浪までを合格させるのか?」
A「大卒者、再受験生も合格させているので特に制限は設けていない」
Q「前期日程補欠、後期日程不合格といった者がいたが前期後期日程での選抜基準は違うのか?また両日程受験するとなんらかのメリットはあるのか?」
A「前期後期両日程とも選抜基準は同じで、両日程受験したからといって得点などの優遇措置はとっていない」
Q「推薦入試において一般公募と指定校推薦で選抜基準に違いはあるのか?」
A「指定校推薦は評定平均が3.8が基準なだけでそれ以外では違いはない」
Q「新課程について次年度は旧課程者への措置などはあるのか」
A「現在のところ考えていない」
Q「面接では何を聞かれるのか?」
A「答えられる範囲で答えると、なぜうちの大学を受験したかは必ず聞く」
まとめ
今回は説明会のみで大学側の説明もHPをもとに行われ3時間のうちのほとんどは在校生卒業生のお話と質問コーナーに重点が置かれ、大学構内の紹介などはありませんでしたが7月20日にも実施するのでそこで更に深い紹介があるでしょう
今回配布された物を最後に紹介し終わりたいと思います