日本医科大学の2016年度オープンキャンパスに参加しました。

会場は千駄木校舎の教育棟/大学院棟でした。千駄木校舎は4つの駅に囲まれており、アクセス方法は何通りかあります。私は東京メトロ南北線の東大前を使いました。駅からキャンパスまで徒歩8分ほどでした。他には、千代田線の千駄木駅・根津駅、南北線の本駒込駅からもアクセスが可能で、どの駅からも徒歩8分程度だそうです。

当日の内容は以下となっております。

・学長からの挨拶
・カリキュラムと入試の説明(教務部長)
・模擬講義(心臓血管外科学・新田隆 大学院教授)

弦間昭彦学長による挨拶では、学是や日本医科大学の歴史、著名な卒業生、校風などについてお話されていました。弦間学長は昨年度から学長になったそうで、今年が初めてのオープンキャンパスとのことです。ユーモアを交えてお話されており、参加した人たちも笑ってお話を聞いていました。

日本医科大学の学是は「済生救民」と「克己殉公」。特に「克己殉公」を強調していました。救急医療にも力を入れているそうです。

著名な卒業生には野口英世や、トーマス野口(マリリン・モンローやジョン・F・ケネディの検死を担当した)などがいるとのことです。

印象に残ったのは、日本医科大学の自由な校風のことです。「アカデミズムの自由を尊重する校風」と仰っていました。私大の中でも特に自由であるということです。というのは大学運営側の話かもしれません。創始者の一族経営の場合、ものごとは鶴の一声で決定することが多いが、日本医科大学はそうではないというような趣旨のことをお話されていました。

「カリキュラムと入試の説明」では今年から後期試験が導入されるということをまず最初にお話されていました。また、前期試験の一次試験合格者数を例年よりも減らすとのことです。偏差値を上げる狙いがあるそうです。

模擬講義は小川令教授による「心臓手術」についての講義でした。心臓手術の歴史、実際の手術時の映像、心臓手術のこれから、といった内容でした。手術の映像は、心臓がアップになっていてとても臨場感があり、なかなかインパクトのあるものでした。もしもこれが他の場所であれば目を覆う人も多いと思われますが、参加者はさすがは医学部受験生、皆さんしっかりとスクリーンを見つめておりました。映像は胸骨をドリルを使って開くところから始まりました。この日はあまり体調が芳しくなく、まとめに見ていたらどうにかなってしまいそうだったので、目を細めて見ることにしました。

参加者は親子連れの方がよく見受けられました。会場はほぼ満席でした。女子の数のほうが圧倒的に多かったです。

今回いただいた資料です。

nichii.jpg

当日特に言及されることはなかったのですが、日本医科大学は女子学生の割合が多いそうで、女性医師・研究者に対する支援体制を整えているとのことです。

img9.jpg

img12.jpg

img15.jpgimg18.jpg