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生物科

杉下 徹 先生

アイメディカ 生物講義の内容と学習方法

生物を履修するヒトの中には「生物を初めて学習するヒト」から「生物は凄く得意というヒト」まで,さまざまなヒトがいます。毎年講義をして感じることは,スタートラインが少々違っていても,「基礎からしっかり学習しなおそう」という謙虚な気持ちで学習したヒトほどよく伸びる傾向にあります。「知っているつもり」「わかっているつもり」で満足するのではなく,もう一度新たな気持ちで丁寧に学習していくことが重要なのです。学習するにあたり次の点に注意しておきましょう。

1)講義内容の理解を徹底する

生命現象は,必然性が必ず存在します。講義はその必然性について述べていきます。その内容を自分自身の言葉で表現できるようにしておきましょう。「ある生命現象を考えた場合」どうしてそのようになるのか自分の中できちんと説明できるようにしておくのが基本です。たとえば,減数分裂を考えると,染色体数は母細胞の半分になります。では,何故そのようになる必然性があるのでしょうか?結果だけでなく,その必然性について考えて理解しておくと成績が飛躍的に伸びます。

2)グラフや図をその意味から理解する

グラフや図は研究者が,データを集積して表現する場合に用いることが多いのです。そのグラフで読み取れることと,そのグラフの結果がどのような意味をもつのか?など結果と推理がその中に含まれます。頭を柔らかく使って考えておきたいものです。

3)生物用語を正しく使う

自分勝手な表現は生物ではいけません。生物に限ったものではなく,きちんとした用語がある以上その生物用語を用いて表現する習慣をつけておくのが重要です。重要な生物用語は教科書太字で記載されています。その用語の理解なしでは,生物の得点アップは望めません。

4)演習問題を通して理解する

講義の中でその理解を見るために,演習問題を行います。配布プリントは重要かつ出題頻度の高い問題を数多くの入試問題の中から選んだものを用いています。講義の効果を高めるために一部改題している場合もあります。重要問題は,「だいたいわかった」ではなく「完璧にわかった」というレベルにしておくことが合格点確保の必須条件となります。

5)特定私立医大対策講座の活用

私大医学部は各大学によって出題傾向が大きく違っています。通常の授業では,国立医学部・私立医学部に関係なく重要なところはすべて講義・演習を行います。その中でも私大医学部の入試の過去問を分析することで,
より,内容が深められる分野も数多くあります。神経系・循環系・免疫系などは専門性の高い内容が出題されますから,その対策をしておくことは,かなり他の受験生に対してアドバンテージをもつことになります。是非活用しておきましょう。

遠藤 先生

自然科学は、暗記では解決できない現象が多々あります。生物も同じで物理や化学の基本知識を必須とする項目があります。
ただ暗記主体の教科だと思い込んで、用語を覚えたら問題が解けるのではなく、どうしてこの解答が誘導できたのかを追求することが大切になるわけです。アイメディカでは、理論と本質を追究しながら受験生物を基礎からハイレベルまで完成させることを念頭に指導することを心がけています。
講義を通して教科の内容をより深く追求し受験に要求される項目を高校生レベルから出題者レベルに変換する能力を養い、演習を通して出題傾向を身につけることで実践力を培うこと目指します。医学部に必要とされる生物入試の知識はその大部分が医学部での即戦力として使われる知識ですので、そこを踏まえて学習する姿勢が大切になります。
他の人より基礎が不安だ、初めて生物を勉強する、という方も同じ内容の講義を受けるのですから、まず同じテキストで履修する内容をしっかりと【眼で見て】・【耳で聞いて】・【手を動かしてノートを取る】といった基本的なことをやれば、スタートでほんの少しの差があっても最終的そんな差はなくなります。要するに、自分で不足していることは何かを理解すれば、必ず成績は伸びて最終的に栄冠は勝ち取れます。

三上 貴浩 先生

医師になるためには医学の勉強が必須です。医学の基礎となるのが高校で学ぶ生物です。
大学入試の生物で問われるポイントはほぼ固定されていますが、それはそのポイントが重要であるからに他なりません。それをしっかり理解すれば自ずと難題にも応用がききます。
また、生物の「バイオテクノロジー」の分野は特に最近進歩が著しいです。講義ではこのようなup-to-dateの内容までカバーいたします。
基礎から重要ポイントをひとつずつお教えします。頑張りましょう。

三宅 志和 先生

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生物は、暗記や知識だけで解けると思っている人、すぐに改めて下さい。近年、入試問題は知識偏重から、実験問題や考察問題の増加へと変化の様相を呈しています。
社会がこれだけ複雑かつ多様化した現在、医学部が求める人材、受験生像というのは「Capability」へ向かっていると言われています。単なる「知識」や「何かができる」と言った能力だけでは、変化し続ける社会、ひいては将来において役に立たず、医師としての適性に不十分であるという見方です。
暗記に偏った学習を行っていれば、こうした能力に対するトレーニングが疎かになることは明白です。知識問題が相変わらず少なくないからと言ってそれだけでは初見の問題に対応することができないこともよくわかっていると思います。
基礎知識を前提としながらも、記述や考察問題に対処できる力を養成することこそ時間がかかるようでいて合格への近道となるはずです。

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